2003年出展作品
特大手長招き猫 『助六』と『揚巻』
耳より高く手を挙げたえんぎもの。題材は歌舞伎でおなじみの『助六』今年は、江戸開府400年の記念年。それにあやかり花のお江戸で活躍する『助六』とその恋人である『揚巻』です。張子という伝統の技と歌舞伎という粋な題材。思う存分、楽しんで下さい。
- 作品番号
- 10
- 作品概要
- 幅/24cm 奥行/23cm 高さ/52cm
素材/和紙
五十嵐健二 / Kenji Igarashi
造形作家プロフィール
1943年
群馬県に生まれる
1965年
武蔵野美大油絵科卒業 名取堯 麻生三郎 森芳雄に指導をうける
1967年
制作のモチーフに用いた伝統郷土玩具和紙張子人形にひかれ後続者の居ない伝統の復活と創作に熱中する
1977頃
張子人形の愛好家が各地に増え 求めに応じ各地で実演制作展観を行う
1992年
春日部市より墨彩画制作の依頼をうける作品は同市姉妹都市アメリカ、カリフォルニア、パサディナ市に寄贈さる
1993年
ニューヨークジャパンフェスティバルに出品 渡米展観
1994年
倉敷日本郷土玩具館にて個展(毎年9月に個展開催) 銀座松屋「和の座」にて毎年5月個展
1995年
東京銀座阪急マリオン画廊にて五十嵐健二の世界展開催
1999年
1月 第2回 個展「ゆーもあ画帖」出版記念 銀座阪急マリオン 6月 京都四条烏丸・大丸個展 埼玉県優良県産品認定
2000年
6月京都四条烏丸・大丸個展(第2回)
其の他 毎年三越本店、名古屋丸栄、松坂屋、岡山天満屋、広島福屋 また伊勢おかげ横町にて毎年作品展開催
受賞 (財)日本工芸館民芸部門最優秀賞ほか多数
著書 「四季の笑い」「伝統から創作へ張り子人形五十嵐健二の世界」 日貿出版社「五十嵐健二画集」日貿出版社より発刊
武蔵野美術大学油絵科を卒業後、五関張り子の蓮見豊七氏に師事。大宮市立博物館の張り子復元作業に従事した後、42年より本格的に張り子人形の製作を開始。日本郷土玩具館あーとぎゃらりー、(財)埼玉伝統工芸館ギャラリーほか、各地デパートなどで作品展を行う。56年より現在までに(財)日本工芸館工芸展の民芸部門にて「猿回し」「渡唐天神」等で最優秀賞を4度受賞。「羽織招き猫」にて埼玉県優良物産推選品指定。「首振り三番叟」をはじめ大小約400種の人形や面を製作し、平成元年に(有)春日部張り子人形店を設立。「玩古庵」と号して現在に至る。