2000年出展作品

扇絵、吉兆招き猫

扇を和紙と竹で忠実に縮小し極小扇を作ります。
和紙は手漉手染めで約250色用意し指先で丁寧に畳んで扇面を作ります。竹は夏竹の表皮の下の最も堅い部分をカッターナイフのみで厚さ0.07mm長さ10mmの音符形に1本1本手で削り、それらを組み合わせて独自の扇を作り、扇の大きさ、色の組み合わせに依って、イメージ通り下絵もなく一気に貼り合わせ作品にするこれらの行程は全べて手作業で非常な日数と熟練を要します。
本作品は、金運、商売繁昌の左手と幸福を招く、家内安全の右手の1対の招き猫を表わしました。

作品番号
35
作品概要
・高さ/40cm ・素材 /右手、左手でおいて1組み

後藤扇松 / Sensho Goto

工芸家

プロフィール

ジャンル:扇絵
日本、世界で唯一の技法保持者として26年間作家生活を送り、作品所蔵者も世界各国の公的機関に飾られ特にこの3年間の活動は全て海外でありアメリカ合衆国、ニューヨークを中心に個展活動を行い、昨年は1年12ケ月の内11回もの活動発表を行う。
その11回の内でもアメリカ在日本国・総領事館主催にてアメリカの要人130組260名を招いての”扇松作品ディナーショー”を初め アメリカ合衆国サギナウ在、モスナー特命全権公使、主催及日本国・総領事館、企画”扇松を囲む文化の会”を開催される、ミシガン州、サギナウ、バレー大学より依頼にて1ケ月の特別展示(扇松展)又、日本国・総領事館、外務省より10点一括買い上げの栄を得たりニューヨーク、マンハッタンでのギャラリーより特別招待作家としての出品展示・・・等々活動する。
それらの活動により、今年6月、国際親善芸術栄誉賞を受賞する。
今回の招き猫展のご依頼により、日本文化に根づいた吉兆の縁起物、招き猫の作品に色々挑戦したく思います。
■工芸扇松会主宰
■U.S.A 扇道アート、リサーチ主宰
■ギリシャ、アポロン芸術神認定作家
■神戸・三宮「ひこばえ」ギャラリー招待作家
■米国、非営利団体、サーカムアーツ財団メンバー、美術団体ラミアインク所属作家 99’
■米国、ニューヨーク、ブロードウェイ・コートランドジェサップギャラリー招待作家 98’99’
■米国、マサチューセッツ、コートランドジェサップギャラリー招待作家 99’