2004年出展作品
「波羅密多」
お盆になると彼岸からなつかしいものたちが帰ってきます。
猫もひともいっしょになり、お面をかぶってねり歩きます。
誰が猫で誰がひとなのか。
誰が生者で誰が死者なのか。
はっきりしません。
はっきりしないのがお祭りです。
死んだものたちはいなくなったわけではなくて、
わたしたちの中に生きています。
そういうことをときどき思い出すのも、
なかなか素敵ではないでしょうか。
- 作品番号
- 50
- 作品概要
- 幅40×奥行30×高さ15cm 素材:土
でこすけ / Dekosuke
土人形作家プロフィール
1965年 博多出身
幼少の頃より郷土玩具などに親しみ、人形を作り始めました。
豆工房「でこすけ」という屋号の通り、小さな工房で小さ
な猫や動物をコツコツと作っています。
どこか懐かしい和みある作品制作を心がけています。