2004年出展作品

手招きさせ鯛えびすさま

猫えびす様が猫達に手招きさせたくて、
大きな鯛をつり上げ、気を引こうとしているシーン。
えびす様の横には、ちゃっかり鯛を横取りしようと、
魚のびくに入っている猫もいます。

作品番号
47
作品概要
幅50×奥行40×高さ30cm 素材:紙粘土

田中和美 / Kazumi Tanaka

創作紙粘土協会・人形部門準師範

プロフィール


 私が子供の頃は、工作になる材料が少ない時代でしたので、捨ててしまうような物を大事に取って置き、思いつくまま創造の世界に没頭していました。どんな事でもとことん納得するまでやり遂げないと気が済まない凝り性で、人から見たら無駄な物ばかりだったかもしれません。でもそれが今では作品作りのアイデアとなり継続出来る原動力になっていると思います。唯一物作りの根底が覆されたのは猫作りでした。「なぜ猫にならないのか?」毎日粘土と格闘して、何百個作ってもその中で満足出来るのはほんのわずか、まだ着色していない猫の方が多いかもしれません。これからの作品の傾向として、顔や手が動くからくり猫や母となり子供と共に経験した思い出を織り交ぜながら、人間に一番近い猫にその思いを込め制作して行こうと思います。
 「猫ってこんな仕草もするよね」と思わずうなずいてしまう様な、楽しく心が癒される作品になれば良いですね。
●創作歴24年
・通新教育にて人形制作を学び、その後うさぎやねずみ等、動物をモチーフにカントリー調の作品を制作。・1994年 主婦と生活社「私のカントリーNo.8」でドールハウス2作品掲載。
・1996年 ひかりのくに(株)「紙ねんどの小物集」に8作品掲載。
・1997年 第14回東急ハンズ大賞展にてドールハウス入選。
・瀬戸の招き猫祭りがきっかけとなり、猫を作り始める。
・2002年8月(株)世界文化社「第7回家庭画報大賞展」にて猫の七段飾りのお雛様「準大賞」。
・2003年「猫びより」No.11号で準大賞作品と制作中の作品が紹介される。
●現在までの展示活動
・名古屋、栄(ガレリア・デ・アルテ、猫展)
・豊田ガーデン(花遊庭コテージ・アートフェスティバル)
・八ヶ岳(おもだか屋・アートステージ) ・岐阜市(ギャラリーはなのわ、猫展)
・名古屋、栄(ギャラリー両口屋是清、猫展) ・瀬戸(平成の招き猫100人展)
・倉敷市(ギャラリー十露、猫展) ・栃木県(もえぎ城内坂店、平成の招き猫展)
・東京(丸善日本橋店、平成の招き猫展) ・倉敷市(ギャラリー十露、お雛様展)
・瀬戸(おもだか屋・お雛様展) ・福岡(丸善福岡ビル店、平成の招き猫展)
・豊田ガーデン(アートフェスティバル)
*2004年 日本出版社「猫びより」No.15 ショップコーナー(限定予約販売)に掲載。