私の大好きな藤原新也さんの写真集に、「猫はつけもの石である」と言葉が添えられた素敵な1枚があります。その一言に触発されて作った、陶製の「つけもの石招き猫」です。うずくまった猫の、ぽってりした丸さと、暮らしの中で使われる石の、暖かみのある曲線は、どこかイメージが重なり合います。キッチンの隅で、さりげなくお料理の手伝いをしつつ、福も一緒に招くという健気な重し猫です。

作品番号

5

作品概要

幅90×奥行60×高さ60cm　素材：陶

安藤ちとせ / Chitose Ando

造形作家

プロフィール

自分の感じる猫らしさを表現していきたいと思います。

1960　岐阜県土岐市に生れる
1995　大学卒業後、住宅メーカーに勤めた後渡英、ロンドンの“Chelsea College of Art ＆ Design”で１年間学ぶ
1996　帰国後銅板画制作を始める
2004　愛知県立窯業技術専門校を卒業
2005　４月より瀬戸市新世紀工芸館陶芸コース研修生となる