2011年出展作品

招き行灯「希」「臨」「望」

復活の象徴、卵と繭の形をした招き猫の行灯です。3月11日の震災で、それまで普通だった日常は突然なくなってしまいました。被災地域の方は勿論、日本中、世界中の人々が、失われた日常を取り戻そうと力を合わせています。招き行灯は、普段はインテリアとして、停電時は非常灯として、活躍してくれます。被災した方々が、一日も早く日常を取り戻せるよう希望を招く祈りをこめました。

作品番号
56
作品概要
幅15×奥行15×高さ27cm 素材:和紙

春原有希 / Yuki Sunohara

造形作家

プロフィール

平素はしがない印刷屋ですが、招き猫の蒐集が高じ、オーブン陶土で招き猫を作っています。
100人展に出展出来たご縁で、九谷焼の原型製作にも携っています。
まさに、招き猫が取り持つ縁!招き猫効果恐るべし!
作品は、『新しくも懐かしいもの』を目標に、
昔からそこにあったような風情を醸し出せるよう、心がけています。

1969年
京都生まれ
1988年
京都市立銅駝美術工芸高等学校 図案科 卒業
1990年
国立高岡短期大学 工芸学科 金属工芸専攻 卒業
1991年
同研究生 終了
1990年
富山県展 出品(彫塑)
1997年
ドールハウス個展 開催(富山県戸出市、井波市)
1998年
雑誌「私のドールハウス」作品掲載(6号 11号)