2011年出展作品

招山猫観音(まねきやまねこかんのん)

招山猫観音は、富士山を御神体とする頂の前後に猫の顔と雲海の手を持つ、招き猫の二面観音。願いを聞き夢を叶える「願」掛面と、祈りを聞き福を興す「福」興面を備える。正対する向きによって右手にも左手にもなる普門示現(ふもんじげん)が、大慈大悲(だいじだいひ)の本誓(ほんぜい)をまっとうする為、福のみならず、既に被った災難も含めて、あらゆる境遇の救済を招く上に、今後の苦難を逃れ除いて、未来の夢を実現します。

作品番号
16
作品概要
幅27×奥行25×高さ48cm 素材:杉材

岩田 賢 / Masaru Iwata

デザイナー

プロフィール

自然から学んだユニークなアイデアとデザインを工学に基いて夢のある素敵な商品にまとめることをコンセプトに、デザイン・レーベル FANTASUTEKI(ファンタステキ)を2004年に 設立
ファンタステキの作品は、ジャンルこそありませんが、日本人にしかできない和感性により、
便利よりも粋や豊かさを重視しながら、日本のモノづくりを活用して商品化しておりまして、
代表作の醤油絵皿(JAPANブランド2010瀬戸、今秋よりパリのmerciなどから欧州市場投入)やふし箸など、日本文化を現代に昇華した流行ではない新たな普遍スタイルを目指しています。
この度、初応募の本展では、このユニークでスピリチュアルな招山猫観音の反響に応じて、
海外販路も前提にした商品化を検討し、お世話になっております瀬戸の陶磁器産業の活性化、
および岐路に立つ日本の復(福)興と進化に、貢献できれば幸いです。

1991年
明治大学大学院機械工学修了、日産入社(エンジニア〜2002年)
2004年
4月:デザインレーベル・ファンタステキを起業。
5月:醤油絵皿を瀬戸の陶磁器メーカー数社と共に開発。