2011年出展作品
救世八面招き猫観音
紙を切り起こし、切り離さず付け加えず組み合わせてその紙の上でオブジェを作る[切り起こし技法」これは一枚の紙から彫り起こした招き猫観音像です。紙の平面世界(2次元)から立体(3次元)の世界へ抜け出る途中(2.5次元)に存在するこの招き猫救世観音は8つの顔と6本の腕で人々の救済や招福にまさに「八面六臂」(はちめんろっぴ)の活躍をいたします。
- 作品番号
- 39
- 作品概要
- 幅50×奥行30×高さ80cm 素材:紙
黒須和清 / Kazukiyo Kurosu
2.5次元作家プロフィール
一枚の紙をカッターで切り起こし、切り離さず、付け加えずそこに何かを組み立てる、平らな紙から立ちあがったオブジェはそこに存在するように見えて実は無い、どんなに複雑なお城も楽器も一枚の紙・・
そんなまぼろしのような魅力にひかれてもう10数年平面(2次元)から立体(3次元)に抜け出す途中にあるオブジェだから2.5次元と呼んでいます。オブジェのうしろにできた不思議な形はパーツのぬけあと、つまりオブジェの展開図です。偶然何かの形に見えることもあり、そのマッチ、ミスマッチ感も含めて作品にしています。
- 1955年〜
- 1955生まれ
- 東京教育大学教育学部芸術学科構成専攻卒
- 卒業後フリーのクラフターとして工作教室などをしながら作品制作
- 1985年
- 「アトリエヌーボーコンペ」に入選、初個展
- 1993年
- 第3回「紙わざ大賞」大賞受賞
- 2002年
- 「TVチャンピオン」新ペーパークラフト王戦、準優勝
- 2004年
- アメリカワシントンD.Cのナショナルビルディングミュージアム「折り紙建築まつり」にてペーパークラフトパフォーマンス
- 現在、埼玉県所沢市在住。フリーのクラフト作家として手作りおもちゃや人形ショーを作り、公演や講習会をするかたわら作品製作に励み個展、教室、パフォーマンスなどを各地でおこなっています。