和紙を張り重ねて、型抜きした張り子で、頭や手が振れる
首振り招き猫です。
大きな震災や原発事故を体験し、子どもや家族を失ったり、
厳しい現実の中、家族を守り通そうとするたくましい母の
姿が見られます。
上の子を背負い、下の子をひざに乗せた母さん猫が、
すべての子らの幸せを願い、招いている姿です。

作品番号

98

作品概要

幅30×奥行21×高さ22cm　素材：張り子

吉岡武徳 / Takenori Yoshioka

張り子作家

プロフィール

　日本の郷土玩具でもある張り子を独自に創作しています。伝統のある民芸品でもあり、各地の作者を訪ねながら古来の制作行程を大切にしています。作品は多種多様で毎年のエトを中心に制作しています。まねきねこもその１つです。
両手をあげた「いらっしゃい」が須磨張り子のシンボルです。
和紙のぬくもりとやさしい表情の中から福を招くねこを制作していきたいと思っています。

1942年

生まれ

1984年

張り子制作はじめる

1994年

神戸須磨張り子館開設
毎年、張り子展開催

2004年

日本民芸公募展優秀賞受賞

 郷玩文化研究会