2019年出展作品

新年のお伊勢参り

作品番号
75
作品概要
紙粘土、和紙 幅3340 x 奥行30 x 高さ30cm

堀井孝雄 / Takao Horii

人形師

プロフィール

若い日、映画の世界に居りました頃、小道具の人等の作業を見て、自分も何か作って見たいと思ったのがキッカケで人形の世界に。しかし、ドロドロした人間関係に嫌気がさして、以降、一匹狼の生活。現在、百人一首、源氏物語五十四帖、十六夜日記を私の人生の最終章の仕事として、多くの方々に見てもらいたいと思っています。
自らの感性とオリジナリティを大切にしたいと考えています。
30代後半頃に出世を望まない生き方を選び、私にしか作れない人形をと、自分の歴史はこうでしたと云える仕事をして参りたい。
同封の写真、私の後の人形は夕鶴と鷲娘、手前にはこ犬ならぬ箱うさぎ 市松模様の大入りまねきねこ など

昭和22年 東宝映画製作所入社 ADとして市川昆氏に師事。
同時進行で昭和24年日本大学芸術学部 映画科入学。
昭和32年 東京 朝日現代日本人形展初入選以来、独学で人形制作を始める。
同会には毎回入選したが、方向性の違いから独立した作風にと大きな組織からはなれる。
主に宝塚、外国映画の主人公、歌舞伎の題材、日本の昔ばなし等の外50才台には源氏物語、十六夜日記の人形展を制作、並びに人形のバックの風景画を作る為に思いつきで、和紙をちぎり画を始めました。海外の作品展に度々入選、手工芸ではなく絵画展を開催。古布を使って、まねきねこ(20年前から)。

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