写真術 | No.2 たくさん撮る!
猫写真上達の早道。・・・・それは、とにかく沢山撮る、ということなんです。『なぁーんだ』とがっかりしている人もいそうですね。でも、習うより慣れよ、は写真の世界でも正しいのです。
猫を撮影に行くとたいてい「ずいぶんいっぱい撮るんですねぇ」と驚かれます。そう、約1時間ほどの撮影で400カット以上撮るでしょうか。それでも、その中でピントがちゃんと合って、光線の加減が良くて、猫の表情や動きがよく出ていて・・・・と、求める条件をクリアするショットは、ほんの数枚。自分でも『これは』と思える写真は1枚撮れるかどうか、なのです。
だから、数カ月に1回くらい気が向いたら撮ろうか、というのでは、残念ながらいつまで経っても上達は難しいです。
では、どのくらい撮るのか? 以前、猫の写真教室で教えていた時は、生徒の皆さんに「1週間に200カットは撮ることを続けてください」と課題を出しました。
そして、大切なのが撮ったらすぐに現像に出すこと。どんな状況で撮ったら、どんな写真になったか、うっすらとでも記憶があるうちに仕上がったプリントで確認する。この繰り返しで、自分の好みや傾向、長所短所が見えてくるはずです。また、マイカメラの操作にもグッと慣れてくるでしょう。