写真術 | No.11 いい写真の基本条件
飼い猫の姿を記録に残したくてカメラを持つ人、もともと写真に興味があって、被写体としての猫の魅力に目覚めた人。猫撮影の動機もさまざまだと思いますが、カメラの機能的な面から、一般的に言われる「いい写真」の基本条件を考えてみましょう。
- ピントが合っている:ボケている写真やブレている写真は、スピード感やライブ感が出て、目的によっては味のある写真となりますが、一般的にはピントがきちんと合っているほうがよい。
- 光の捉え方がいい:猫などの毛のふさふさした動物を撮る場合は、特に光が重要で、真正面から光が当たると猫の毛の感じがうまく再現されません。ごく一般的には、被写体のななめ前方45度くらいの方向からやわらかい光が差し込む状況がベスト。
- 写真の構図、トリミングがいい:構図は単純であればあるほどインパクトがあり、ドラマチックに仕上がります。なるべく背景に余計なものが写り込まないよう構図を考えると、被写体が際立ちます。
猫の自然な表情や仕草を、この3つの条件を満たして撮れば、きっと自分も、また他の人も「いいなぁ」と感じる写真になるでしょう。