写真術 No.4 アップを撮る・その２ | 風呂猫 [CAT PHOTO ART]

顔のアップを撮る時「近寄るとシャッターが押せなかったり、撮れてもボケていたりするのですが・・・・」という質問がよくあります。

これは、マイカメラの「撮影最短距離」を理解することで解決します。取扱説明書の「近接撮影」の項目を見ると、撮影可能距離が明示されています。（普通のコンパクトカメラはだいたい50センチくらい）これ以上近くに寄って撮ると、オートフォーカスのロック機能が働いてシャッターが押せなかったり、ボケてしまってピントが合わなかったりします。猫は人間と比べて小さいので、おそらくもっと寄ってしまいがちだと思います。この距離を意識して離れて撮ることで「押せない」「ピンボケ」という事態は避けられます。

でも猫の顔は小さいので、撮影可能範囲で撮るとアップという感じにはならないかも知れません。そんな時は無理に顔だけ撮ろうとせず、撮影可能範囲で撮影します。あとで顔の部分だけトリミングしてカメラ屋さんで引き伸ばしてもらうと、ピントがしっかり合った、迫力あるアップの写真ができあがります。

レンズ交換のできる一眼レフカメラをお持ちの方は、近くまで寄って撮れるマクロレンズで撮ることをお勧めします。（私の場合：100ミリのマクロレンズ使用）