写真術 No.8 寝姿を撮る | 風呂猫 [CAT PHOTO ART]

写真術

写真術 | No.8 寝姿を撮る

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さて、猫を撮るなら寝ているところは最も猫らしくもあり、相手が動かないので簡単でもあります。しかし、簡単なだけに、何枚撮っても同じような写真になってしまいがちです。

視点を変えて、いろいろな角度から撮ってみましょう。相手が動かない分、こちらは思う存分動くことができます。

顔のアップも斜め上から撮った場合、正面から撮った場合、下から仰ぎ見るように撮った場合、雰囲気はまったく違ってきます。光線の当たり方と猫とカメラの位置によって、さまざまな表情をとらえることができます。あなたの飼い猫のチャームポイントを再発見するつもりで、トライしてみてください。

くるりとまるまったところ、のびのびと手足を伸ばしたところなど、猫の全身をフォルムとしてとらえれば、曲線美の宝庫と言えます。背中側からねらったり、しっぽを主役にしたり、全身もいろいろな角度から撮ってみましょう。柄のある猫なら、角度によって別猫に見えることもあります。

寝ている猫の全身を真上から撮ると、そのしなやかさが際立ちます。この場合、注意しなければならないのはバックの色です。猫の毛の色と溶け合わない中間色の無地の敷物の上で撮ると、フォルムがより際立って見えます。また、撮影者の足や影が写りこまないよう気をつけてください。